2025年4月に、プレジデントオンラインで反響の大きかった人気記事ベスト5をお送りします。子育て・教育部門の第2位は――。
▼第1位 「頭のいい子が育つ家庭」では当たり前…普通の親は「コメの値段が高すぎる」と嘆く、では一流の親はどうする?
▼第2位 これほど「コスパのいい就職」はない…MARCHから年収1600~2000万円超の「五大商社」を狙える"3大学の名前"
▼第3位 ひろゆきが「英語の教科書に載せたほうがいい」と絶賛…ややこしい英語の時制が一目で頭に入る"バズ図解"
▼第4位 「勉強しなさい」と言うから勉強しなくなる…鬼才・落合陽一を育てた母が「代わりによくかけていた言葉」
▼第5位 「小学生が教室を掃除するなんて」世界が驚嘆…米アカデミー賞候補ドキュメンタリーが映した日本の普通の光景
「医師・弁護士」以上の高年収を狙える就職先
民間就活において絶大な人気を誇る業界が存在する。「総合商社」だ。
総合商社とは、海外との輸出入貿易を行う商社のうち、特に幅広い商品・サービスを扱う企業のことを指す。これに対し、特定の分野に特化して業務を行う商社を専門商社という。
総合商社の中でも、三菱商事、伊藤忠商事、三井物産、住友商事、丸紅の5社は総称して「五大商社」と呼ばれる。日夜SNSや合コンで持て囃され、激務とプライベートを両立させるバイタリティをさまざまな場面で発揮している。
総合商社は民間就活を行う学生から文理問わず人気を集め、外資のコンサルティング会社などと並んで憧れの的となっている。
そんな「五大商社」の2024年3月期の平均年間給与は、三菱商事2090万円、三井物産1899万円、住友商事1758万円、伊藤忠商事1753万円、丸紅1654万円となっている。
医師や弁護士より高くなりうる年収を見ると、昨今の総合商社人気にも頷ける。
「五大商社」の採用大学は早慶が際立つ
優秀な学生から人気を集める総合商社だが、五大商社への大学別の入社人数は下記のようになっている。
図表1は五大商社の「採用大学」の上位10位までを一覧にしたものだ。
東京大学はいうまでもないが、早慶(早稲田・慶應)の強さが際立つ。私学の雄・早慶は学生の母数が多いことに加え、特に慶應義塾大学の卒業生組織「三田会」は、就職活動において大きな影響力を持つことから、いずれの総合商社においても採用人数上位に位置している。
このほか、京都大学をはじめとする旧帝大や一橋大、商科大を前身とし就活に強いことで有名な神戸大など、錚々たる大学が並ぶ。
大学入学時の学力が一つの指標として働く以上、入試偏差値が上位の大学が占めることに違和感はない。
しかし、大学入学時に旧帝大や早慶レベルに受からなければ完全にその道は閉ざされるのかといえばそうではない。

