仕事力のある人は何をしているか。ブックライターの上阪徹さんは「仕事力向上にはメモがうってつけだ。メモをとっていれば、仕事のスピードアップになるだけでなく、それは次の機会にも活かせる」という――。

※本稿は、上阪徹『メモ活』(三笠書房)の一部を再編集したものです。

メモすれば仕事がもっとうまくいく

メモをしっかりとっていると、何より減るのが「うっかり」です。あれを忘れた、これを持ってくるのを忘れた、やっておくのを忘れた、ということがなくなるのです。

デスク上の紙とペン
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やらなければいけないことをしっかり覚えていて、何事もきっちりできる人は、やがて周囲から信頼されます。「あれはどうなってる?」とあなたを頼る人も増えます。

上司が誰かに仕事を頼むとき、信頼のおける人とそうでない人のどちらに頼むか。それは明白でしょう。

しかも、メモはうっかり防止にだけ効果があるわけではありません。メモは、仕事力向上にこそ使うべきです。

例えば、何か仕事を頼まれたとする。しっかりメモをとれば、確実に、すばやく仕事を終わらせることができます。

仕事をしている途中で、「あれ、これはどういうことでしたっけ?」と、何度も確認しに行くようなことはなくなります。それだけ仕事のスピードがアップするのです。