チームではワールドシリーズ制覇、個人では2年連続のMVP受賞とMLB史上初の50本塁打・50盗塁を達成した大谷選手。なぜ大谷選手は夢をかなえることができたのか。その目標の立て方とは――。
なぜ球場でゴミを拾い審判にも紳士的なのか
ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手が現在、世界の球史を塗り替える活躍をしているのは、皆さんもよくご存じでしょう。そして、大谷選手が強運を引き寄せ、野球選手としての夢をかなえる入り口になったと注目されているのが「オープンウィンドウ64」、あの8マスの目標達成シートです。これは、81個のマス目がある「マトリックス表」。真ん中のマス目には、実現したい人生の目標を、その周りの8つのマス目には、目標実現に欠かせない要素を書き、最初に書き込んだ9つのマス目の周りの、8つの要素に必要な事柄を、それぞれ8つずつ書くのです。
例えば、大谷選手が高校1年生の時に書いた目標達成シートの場合、「プロ野球8球団からドラフト1位で指名されること」を人生の目標に掲げ、目標実現に欠かせない要素の一つを「運」としました。そして、「挨拶」「ゴミ拾い」「部屋の掃除」「審判への態度」といった、運をよくする8つの事柄を挙げたのです。大谷選手は球場のゴミを拾ったり、試合中も紳士的に振る舞ったりして、米国でも賞賛を受けていますが、大谷選手にとって、そうした行いは運をよくする実践の一環なのです。 大谷選手は、花巻東高校野球部で、佐々木洋監督の指導によって目標達成シートの作成を開始。その際、佐々木監督が指導の参考にした教育手法の一つが、私の「原田メソッド」でした。
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