誰からも信頼され、愛される人の習慣
続いて、4位以下から、注目の書籍をご紹介します。第6位は、有川真由美さんの『なぜか好かれる人の小さな習慣』でした。
どのコミュニティにも存在する、誰からも信頼され、愛される人。あなたもそんな人になりたいなら、ぜひ本書を手に取ってみてください。
今日から実践したいのは、“挨拶はつねに自分から”を心がけること。有川さんによると、自分から挨拶することで得られる恩恵は非常に大きいもの。挨拶を通して、相手に「あなたと仲良くしたい」というメッセージを伝えられるためです。あれこれ考えすぎずに、とにかく自分から「おはようございます」「おつかれさま」と声をかけましょう。
相手を“会話の主役” にする習慣もぜひ取り入れてみてください。人は「他人の話を聞きたい欲求」より「自分の話を聞いてもらいたい欲求」のほうが強い生き物。「自分の話を聞いてもらいたい欲求」をぐっと抑えて、相手の話に耳を傾ければ、相手はあなたに好感を抱くはずです。
「なぜか好かれる人」になれる88の習慣が詰め込まれた本書。毎日のコミュニケーションに取り入れれば、公私ともに誰からも愛されるあなたになれるでしょう。
「不安で不満で無関心」な部下が自ら走り出す方法
第9位は『なぜ部下は不安で不満で無関心なのか』でした。
不安で不満で無関心……そんな部下に悩むマネジャーは多いでしょう。本書を読めば、その悩みの解決策が見つかるはずです。
人生100年時代においては、誰もがキャリア不安を抱えているもの。そんな時代だからこそ、マネジャーの支援によって「目の前の仕事で成長している」「今後どのような環境になっても自分自身の成長を通じて乗り越えて行ける」と実感できれば、メンバーは自走し始める――。これが本書のメッセージです。
本書ではその前提のもと、メンバーの「育つ力」を育てる5つのステップが提案されます。
ステップ1:「目標のすり合わせ」ではなく「目的を育む」
ステップ2:「強み」ではなく「持ち味」を活かす
ステップ3:「内発的動機」ではなく「内面化動機」を引き出す
ステップ4:「成功思考」ではなく「成長思考」を育む
ステップ5:「明確に目標を絞る」ではなく、「多様な視点から可能性を広げる」
本書の5ステップを実践すれば、メンバーとの関係性が変わり、チームの成果も一変するでしょう。「部下を変えたい」と試行錯誤する前に、マネジャーであるあなた自身が変わることから始めてみませんか?