早朝の時間こそが「ゴールデンタイム」
早起きを習慣化したいけれど、モチベーションが続かない……そんな人には、第2位の『朝の自分時間で人生はうまくいく』をおすすめします。
著者の枡野俊明さんは、曹洞宗徳雄山建功寺の住職として、半世紀以上も早起きを続けています。本書ではそんな枡野さんが、早起きのメリットや早朝に実践したい習慣を教えてくれます。
早起きしたい人にぜひ注目してほしいのは、朝時間の価値について語られたパート。
忙しい学生やビジネスパーソンであれば、1日24時間のうち、自由に使える時間はほとんどないものでしょう。そんな人でも自分で主導権を握れるのが、早朝の時間帯。しかも、睡眠によって心身をリフレッシュした後ですから、いわばこの時間帯は「ゴールデンタイム」です。この状態をうまく使わない手はありません。
長年早起きを実践している枡野さんの言葉は説得力抜群。あなたも本書を読めば、早起きしたくてたまらなくなるでしょう。
2時間の「最高のひととき」のつくりかた
第3位には『いつも幸せな人は、2時間の使い方の天才』がランクインしました。
“早朝から活動的に過ごす1日”や“リゾートでゆったり過ごす1日”のように、24時間すべてが素敵な1日なんて、1年のうちたった数日でしょう。でも、24時間すべてを素敵に過ごさなくても、もっと簡単に「いい1日」を送る方法があります――。本書はそんなふうに始まります。
では、もっと簡単に「いい1日」を送る方法とは何か。本書の答えは、1日の中にたった2時間の「最高のひととき」をつくることです。
2時間の「最高のひととき」を作り出すには、以下の5つのステップが有効です。
ステップ1:「やらなくてもいいこと」をやめる
ステップ2:「自分の感情を満たしてくれるもの」を知る
ステップ3:充実感を得られる1日を過ごす
ステップ4:未来のためにも時間を使う
ステップ5:幸福感を意識して味わう
ステップ2では、あなた自身の「自分を幸せにしてくれるものリスト」を作ります。そしてそのリストを参考にして「最高のひととき」を過ごすのです。
つらいことや悲しいことがあっても、最高の2時間があれば、幸せな気持ちで1日を終えられるでしょう。自分の機嫌を自分で取れるようになりたい人に、本書をおすすめします。