商社では、かつて「3M」(三菱・三井・丸紅)と言われた時代があった。今、丸紅は、史上最高の連結純利益を見込み、大型買収を決定するなど、絶好調である。予想される社長レース、“野武士”集団の最前線に迫った。

メード・イン・グレンコアの人間を送る

08年、丸紅の穀物部は転機を迎える。

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丸紅の穀物取扱量は、年々急増している!

用船ビジネスにも慣れてきた頃、次の課題は「物量」に関するものに変わり、“世界の胃袋”である中国市場に進出するか否かの判断を迫られていた。

世界的にも、アジア市場の伸びは、年々著しい。中国、韓国、台湾、インドネシア、ベトナム、ミャンマーなど、大豆だけでも、アジアにおける取引量は、1億2000万~1億3000万トンが見込まれる。この取引量は、世界のそれの半分近くを占める莫大な量だ。