仲良くなりたいと思っている相手なのに、上手く距離を縮められない……。Xで39万人以上のフォロワーを持つ精神科医Tomyさんは、「内向的な人は『上手く話せなかったらどうしよう』って思うんですね。でも上手く話せる必要なんかないんです」という――。
※本稿は精神科医Tomy『内向的な人の幸福戦略』(朝日新聞出版)の一部を再編集したものです。
「人といると疲れる」と感じるのはいけないことか
人と長時間いると疲れてしまいます。
誰かと長時間一緒にいると疲れるのは、実は当たり前のことなんですよね。だって相手は他人なんですから。多かれ少なかれ気づかいや配慮もしますし、「何を今考えているのかな」などと案じたりもします。あまり共通点のない人だと話題を考えたりもします。誰かと一緒にいるのって、思ったよりも脳に負荷をかけている行為なんですよね。当然疲れにもつながってきます。
ただ、どれぐらい一緒にいれば疲れるかは、個人差があります。
気ごころ知れた仲であればある程度長くいられます。お互いどんな人間かわかっているから、エネルギーをあまり使わずに済むからです。しかし、知り合ったばかりか、知ってはいるけどあまり一緒に行動したことのない人ならば当然疲れやすくなります。また相手が上司だとか、立場上遠慮が必要な相手でも疲れやすくなります。つまり、アナタと相手の関係性や相性によって変わってくるということです。
ですから長時間いて疲れてしまうことを悩む必要は全くありません。やるべきことは、相手によって一緒にいる時間を上手に調整することです。