自分のことを上手く話せない

自己開示が上手くできません。本音がなかなか言えないのが、悩みです。

自己開示って実は大切なプロセスなんですよね。誰かと深く仲良くなったり、誰かに相談したりするときに、自己開示ができないと上手くいきません。とはいえ、自己開示のタイミングや程度を間違えてしまうと、逆効果。しれっと上手く自己開示できる人はいいのですが、苦手な人は何から手を付けていいのかわからなくなるのかもしれません。

アンティークなカギが刺さった箱
写真=iStock.com/Daniel Balakov
※写真はイメージです

自己開示が苦手な人は、いきなり上手な自己開示を狙うのではなく、やりやすいところから行うのが良いと思います。まず、オススメの方法は、デフォルトの自己開示を作っておくことです。

これは、どんな人とでも最初はここから始める、という自己開示の第一歩の内容を先に決めてしまうということです。

「やばい秘密をさらけ出す」必要はない

ところで、自己開示で一番やりがちな失敗は、「いきなり重い話をしてしまう」ことです。いきなり重い話をしたら、相手はちょっと引いてしまうことが多い。そうすると「ああ、しまった」と思ってまた自己開示が苦手になってしまうんです。

ではなぜ自己開示が重くなってしまうのか。それはネガティブな内容だからです。コンプレックスや、複雑な生い立ちなどの話をいきなりしたら、それはなかなか上手くいかない。そもそも自己開示というのは、「自分のやばい秘密をさらけ出すこと」ではないんですよね。相手とより良い関係を作るために行うわけです。なので、相手が興味を持って話を広げたくなるような内容を「第一歩」にすべきです。