「もっと厳しい仕事をください」と上司にお願いする

課題が難しくなると、私たちの身体は「燃えてくる」ともいえます。やさしいことをしていても、そういう状態にはなりません。

内藤誼人『考えすぎて動けない自分が、「すぐやる人」に変わる本』(明日香出版社)
内藤誼人『考えすぎて動けない自分が、「すぐやる人」に変わる本』(明日香出版社)

自分が取り組んでいる仕事があまりにやさしすぎると思うのであれば、「もっと厳しい仕事をください」と上司にお願いしてみるのはどうでしょうか。

自分のほうからノルマを上げてほしいという人はめったにおりませんし、上司も喜んで難しい仕事を任せてくれるはずです。やる気も感じられるので、人事考課もよくなるかもしれません。

もちろん、自分で勝手に仕事を難しくしてしまってもいいのです。先ほど紹介したように、自分なりの目標タイムを決めてタイムアタックをするのもいいですね。

私自身は、自分を追い込むのが性格的に好きなこともあって、原稿を書くときには厳しい日数を設定するようにしています。

以前は1冊の本を執筆するのにまるまる3カ月はかかりましたが、20年くらいタイムアタックをしつづけた結果、今では2週間で1冊の本を書くことができるようになりました。

やさしい仕事ではなかなか本気になるのも難しいので、自分の能力ではこなしきれないような、困難な仕事にどんどんチャレンジしてみることです。

(イラストレーション=神林美生)
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