2024年8月5日、それまで上昇基調だった東京株式市場は大暴落に見舞われた。ドル円相場は1ドル=162円から141円台まで円高が進行し、日経平均株価は8月5日に4451円も値を下げた。1987年のブラックマンデーを超える過去最大の下落幅で、下落率でもそれに次いだ。ニューヨークなど世界の株式市場にも影響があり、ダウ平均株価は一時、1200ドルを超える急落を記録した。
きっかけは、日本銀行が7月31日の金融政策決定会合で伝統的な金利政策に戻ると決定したことだ。しかも、政策金利を予想されていた0.1%などではなく、0.25%と高めに設定したことが要因の一つだろう。
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