資格を増やすにはどうすればいいか。ファイナンシャルプランナーや家電製品総合アドバイザー、ラグビーC級レフリーなど47の資格を取得した芸人の市川義一さんは「資格を取るのは大変と思い込んでいる人が多いが、実は勉強しなくても、そんなに時間をかけなくても取れる資格はたくさんある」という――。

※本稿は、市川義一『「地味な資格」だけで人生は豊かになる』(Gakken)の一部を再編集したものです。

机の上に5つ星を配置する手
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資格を持っている人のほうが評価されやすい

履歴書を書くとき、資格の欄をどれだけ埋められますか?

企業の人材部門が書類選考をするとき、似たような経歴の2人がいたとします。一方は資格の欄がびっしりと埋まっているけど、もう片方は1つか2つしか書いてありません。

どっちが有利でしょうか?

おそらく、資格の欄が埋まっているほうですよね。資格をたくさん持っている人のほうが、それだけ能力が高くていい人材と判断されやすいと思います。

選考に受かって喜ぶ人と落ちてガッカリする人を分けるのが、この資格欄が埋まっているかどうかの差だとしたら? ここを埋めるのに越したことはありません。

でも、じゃあ自分にどんな資格があるのかと考えたときに、そんなにたくさん持っているわけじゃない。

「しょうがない、これでいっかー」と諦めて出す前に……、ちょっと待ってください!

「資格を取るには勉強しないといけない」「だから、今からじゃ間に合わない」なんて考えてしまうかもしれませんが、本当にそうでしょうか?

実は勉強しなくても、時間をかけなくても、サクッと取れてしまう資格があるんです。

資格を取るのに理由なんかいらいない

たとえば、Amazonで買い物をするように、ネットでワンクリックして取得できるような資格があるとしたら? しかも費用はそれほどかからない。

「えっ、そんな資格があるの⁉」と驚いた人。知らないと損ですよね?

資格は「勉強しないと取れないもの」ばかりではありません。そこで最初にお伝えしたいことがこれです。

「資格に対する固定観念を払拭してほしい」

勉強しなくても、そんなに時間をかけなくても取れる資格はたくさんあります。

資格は「キャリアアップのため」とか「就職や転職に有利になるため」とかいう固定観念を持っていれば、こうした資格があることを見落としてしまいます。

「その資格を取るのはなんのため?」と理由づけから入ってしまう人も、資格をあまり持っていない人の特徴だと思います。

別に、資格を取るのに理由なんていらないのです。僕の場合は、資格を取ったあとに理由が発生することもあります。まずはそんな話からしていこうと思います。