※本稿は、市川義一『「地味な資格」だけで人生は豊かになる』(Gakken)の一部を再編集したものです。
資格を持っている人のほうが評価されやすい
履歴書を書くとき、資格の欄をどれだけ埋められますか?
企業の人材部門が書類選考をするとき、似たような経歴の2人がいたとします。一方は資格の欄がびっしりと埋まっているけど、もう片方は1つか2つしか書いてありません。
どっちが有利でしょうか?
おそらく、資格の欄が埋まっているほうですよね。資格をたくさん持っている人のほうが、それだけ能力が高くていい人材と判断されやすいと思います。
選考に受かって喜ぶ人と落ちてガッカリする人を分けるのが、この資格欄が埋まっているかどうかの差だとしたら? ここを埋めるのに越したことはありません。
でも、じゃあ自分にどんな資格があるのかと考えたときに、そんなにたくさん持っているわけじゃない。
「しょうがない、これでいっかー」と諦めて出す前に……、ちょっと待ってください!
「資格を取るには勉強しないといけない」「だから、今からじゃ間に合わない」なんて考えてしまうかもしれませんが、本当にそうでしょうか?
実は勉強しなくても、時間をかけなくても、サクッと取れてしまう資格があるんです。
資格を取るのに理由なんかいらいない
たとえば、Amazonで買い物をするように、ネットでワンクリックして取得できるような資格があるとしたら? しかも費用はそれほどかからない。
「えっ、そんな資格があるの⁉」と驚いた人。知らないと損ですよね?
資格は「勉強しないと取れないもの」ばかりではありません。そこで最初にお伝えしたいことがこれです。
「資格に対する固定観念を払拭してほしい」
勉強しなくても、そんなに時間をかけなくても取れる資格はたくさんあります。
資格は「キャリアアップのため」とか「就職や転職に有利になるため」とかいう固定観念を持っていれば、こうした資格があることを見落としてしまいます。
「その資格を取るのはなんのため?」と理由づけから入ってしまう人も、資格をあまり持っていない人の特徴だと思います。
別に、資格を取るのに理由なんていらないのです。僕の場合は、資格を取ったあとに理由が発生することもあります。まずはそんな話からしていこうと思います。