事前に勉強しなくても簡単に取得できる

内容は食中毒の危険性やアルコール消毒の方法などについてでした。特に難しい話はなくて、講師の方が途中で「ここ、あとで出るから覚えておいてね」と言います。

市川義一『「地味な資格」だけで人生は豊かになる』(Gakken)
市川義一『「地味な資格」だけで人生は豊かになる』(Gakken)

講習を受けた後に数問の簡単なテストを受けますが、なるほど、そこが本当にテストに出ました。

朝9時くらいに集まって2、3時間講習を受けて、お昼休憩を挟んだあとに午後も2、3時間の講習を受けます。そのあと、1時間くらいのテストを受けて夕方前には帰れました。

講習中に居眠りでもしていなければ、テストに落ちる人はいないと思います。後日、郵送で合格証が送られてきました。

申請の際に1万円くらいの費用を払って、当日は会場に行き、こうした流れで資格を簡単に取得できました。事前の勉強はいっさい不要です。

食品衛生責任者の資格は地域別に認可されますが、効力は全国共通です。僕は京都府で資格を取得しました。

この資格を取ると、店内に掲示するために自分の名前を書き込めるプラスチックのボードをもらえます。このボード、「白」が多いのですが、京都では「青」なんです。これが特別感があってかっこいい!

一度取得すればずっと使え、費用対効果は高い

食品衛生責任者の資格は、飲食店を開業するときだけじゃなく、たとえば自宅やどこかを間借りして食品を販売する際にも、保健所の許可を得るには必要な資格です。

申請時に払う1万円ほどの費用が少し高いと感じるかもしれませんが、一度取得すれば更新は不要でずっと使えることを考えれば、費用対効果は高いと思います。

それと現在、飲食店関係で仕事やアルバイトをしている人なら、この資格を持っているとやる気があると思われて、昇給や店長候補にしてもらえるきっかけになるかも(?)しれませんよ!

食品衛生責任者
難易度:
習得時間:★(1日)
人脈広がり:★★★
費用:★★★(講習代+試験代1万円)
収入アップ:★★★
試験方法:試験会場にて受験
一口メモ:会場に足を運ばずに、eラーニング方式による講習会を修了すれば、在宅で取得できる地域もあるようです。
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