稼ぐ人は行動ファースト

金持ち思考法1
思いついたらすぐに行動し、改善の回数を増やす

稼ぐ人はまず行動ファーストで目標達成に取り組みます。一人の人間が持つ時間もエネルギーも限られていることをよくわかっているからです。本業で収入を上げていくのか、転職してキャリアアップを図るのか、方向性を決めたら即座に行動を起こします。

上岡正明氏
上岡正明 株式会社フロンティアコンサルティング代表取締役。放送作家・脚本家を経て、27歳で会社を設立。株式投資歴25年以上の投資家として得た収入と合わせて6億円超えの資産を形成。著書に『年収1億円になる人は、「これ」しかやらない』(PHP研究所)など。

やると決めたら、まずは3日で実行しましょう。さらに3カ月、全力で集中して取り組めば、どんなに小さくても何らかの成果や突破口が見えてくるはずです。私の場合、起業も投資も、「やる!」と決めてから3日で実行に移し、3カ月後には経営を安定させ、投資においても大きな利益を生み出すことに成功しました。結果が出ない場合には別の手段を検討し、再び全力集中で取り組みます。

しかし、3カ月もの間、物事に集中して取り組むのは簡単ではありません。やると決めたのに、どうしてもやる気にならない日が訪れるはずです。そんなときに私が実践しているのは「上岡式1秒ルール」。両手をパチンと叩いて、「よし、やるぞ」と声に出します。やる気になるのを待つのではなく、一種の自己暗示をかけて行動するのです。やる気は後から追いついてきます。

ただし、やりっぱなしはNG。行動するのと同じスピードで、行動を振り返り、足りないところを分析して改善に努めてください。気づいたことはすぐメモするのがコツです。

私は経営者として、「秒で改善しろ」と社員によく伝えています。人の成長は、改善の数で決まります。1年に1回改善する人と1カ月に1回改善する人では、どちらの成長が早いかは自明です。ほとんどの人は、改善の量が足りません。行動量1に対して、分析1、改善2の量を意識しましょう。

ノートパソコンとビジネスマン
写真=iStock.com/FreshSplash
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