なぜかわからないけれど「どことなくいやな感じ」がしたり、「なんとなくいい」と思ったりすることはビジネス上でもよくある話。これは「パターン認識」のなせる業だ。その正しい使い方とは?

「なんとなく」何かを決めてしまう理由

危機的状況にあるか何かで、関連事実の収集・分析ができないうちに決定を下したという経験はないだろうか。「何もかも理にかなっているように思われるのに、どうも気に入らない」と思った経験はないだろうか。あるアイデアがとても魅力的に見えたので、十分なデータがないにもかかわらず、そのアイデアを推し進めたという経験はないだろうか。もしあなたにそうした経験があるとしたら、決定を下すうえで直感がなんらかの役割を果たしてきた、ということになる。

直感、第六感、内なる声といったものは、事実の系統だった分析の助けを借りずに状況を読み取り、判断を形づくる心的プロセスである。直感は何よりも「パターン認識」の問題であり、頭の中に多くのビジネス・データが蓄積されていればいるほど、直感が過去の経験と現在の経験の有意なつながりを認識する可能性は高くなる。