パナソニックは今期、7650億円の赤字となる見通しだ。前期と合わせて2年で1兆5000億円超が吹き飛んだ計算になる。一方、サムスン電子の前期純利益は約9000億円。今期の最高益更新も堅い。(※雑誌掲載当時)なぜ、この差がついたのか。両国企業の「人材力」を徹底検証する。
「韓国企業の現在の成功は、新興国での『現地化』にあります」
富士通総研主席研究員の金堅敏氏は単純明快に言い放った。韓国企業は近年、ブラジル、ロシア、インド、中国の「BRICs」をはじめ、東南アジア、中南米などの新興国での存在感を急速に高めている。その理由は、韓国人が直接、現地に行って市場構造やニーズをリサーチし、製品の開発や設計に結びつけているからだという。
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