パナソニックは今期、7650億円の赤字となる見通しだ。前期と合わせて2年で1兆5000億円超が吹き飛んだ計算になる。一方、サムスン電子の前期純利益は約9000億円。今期の最高益更新も堅い。(※雑誌掲載当時)なぜ、この差がついたのか。両国企業の「人材力」を徹底検証する。

 韓国では、1997年の「IMF危機」で財閥を整理統合した。その後、財務基盤の弱い会社は衰退し、結果としてふたたび力のある会社にカネも人材も集中する構造が生まれている。

サムスン電子の社員数は19万人を数える。それでも組織が一丸となれるのは、強力なリーダーシップに加えて、上、下層を繋ぐ「分厚い中間層」がうまく機能しているからにほかならない。