※本稿は、林智裕『「やさしさ」の免罪符 暴走する被害者意識と「社会正義」』(徳間書店)の一部を再編集したものです。
立憲民主党石垣のり子氏が参加した「ALPS処理水の海洋放出抗議集会」
「参議院議員の石垣のり子と申します。今日は党を代表してこちらに」
「関係者の理解なくしてはどのような処分も行わないという約束を破って」
「さらに海洋汚染を広めていく可能性も否定できない」
ALPS処理水の海洋放出が本格化した2023年8月24日から3日後の27日、立憲民主党の石垣のり子参議院議員は、社民党の福島瑞穂代表、日本共産党の小池晃書記局長らと共に、福島県いわき市小名浜での抗議集会に参加した。
石垣議員は2019年の参議院議員選挙で立候補し、おしどりマコと共闘し、当選している。当時のTwitter投稿を見ると、おしどりマコとのツーショット写真と共に、《あらゆる壁を超えていく。半径5mを変えていく。#石垣のりこ #おしどりマコ #共闘》《#生意気な女じゃダメですか #自由に生きちゃダメですか #新しい人じゃダメですか #石垣のりこ #おしどりマコ #共闘》などの文字が並ぶ他、2人揃っての演説動画も残されている。
数値が下がっても「問題がなくなったわけではない」と発言
動画の中で石垣は、
《宮城県では数値がほとんどの新聞などに掲載されているのはごくわずかでございますが、だからと言って問題がなくなったわけではないと。セシウムだけではありませんね、原子力発電で問題になる、人体に影響を与え得るであろう危険な物質は他にもございます。しかし、実態がわからないがゆえに、また明らかに万が一なってしまうと困るであろうということも想定されて、今触れられていないというのが現状のようです。この辺は私、いい加減なこと申し上げるわけにはいきませんが非常に今この宮城県があいまいなまま原子力発電に関して原発の問題放射能の問題に関しては進んでいるというのが私の認識です》
と演説していることがわかる。