「我が党は反HPVワクチンの議員が上層部にいる」
この発信を目にした立憲民主党の中村延子中野区議会議員は、8月12日にXで、《悲しく悔しいですが、我が党は反HPVワクチンの議員が上層部にいるため、中々難しいというのが私の所感です。思いを同じくする多くの地方議員と連携して取り組んでいるところですが、一昨年(※2021年)の代表選でもHPVVに関する公開質問も取り上げていただけませんでした…。》
と発信している。
2024年1月6日時点で成田ゆうき公式HPを見ると、「立憲民主党」の肩書はどこにも見つけられなかった。
「HPVワクチン薬害訴訟全国弁護団」院内集会に参加した議員の名前
その一方で「HPVワクチン薬害訴訟全国弁護団」を称する団体のHPを見ると、2021年10月12日に、《HPVワクチン副反応被害者への本当の「寄り添った支援」を考える緊急院内集会を開催しました》とあり、参加した議員名が記されていた。
阿部知子衆院議員(立憲民主)、野田国義参院議員(立憲民主)、松木謙公衆院議員(立憲民主)、舟山康江参院議員(国民民主)、徳永エリ参院議員(立憲民主)、山谷えり子参院議員(自民)、福島瑞穂参院議員(社民)、岸真紀子参院議員(立憲民主)、倉林明子参院議員(共産)、吉田忠智参院議員(当時、立憲民主)、近藤昭一衆院議員(立憲民主)、石橋通宏参院議員(立憲民主)、川田龍平参院議員(立憲民主)──このほかに高橋千鶴子衆院議員(共産)が会場にメッセージを寄せた。
13人中9人が立憲民主党の議員だった。
また、立憲民主党の逢坂誠二現・代表代行は、2018年1月12日に自らのブログで、《原子力発電はいくつもの根源的な難題を抱えている。
万が一の事故の放射線被害は、一人の個人の体を蝕むだけではなく、遺伝によって世代を超えて人類に悪影響を及ぼし、人類という種の存在にも悪影響を与えるものであること。》
と、まるで被曝の影響が遺伝するかのような記述をした。無論、遺伝に関わるデマは結婚差別にも直結しかねない。
これがツイッター上で多くの批判を集めると、2022年7月3日に《これは私の発言ではありません。寄せられた意見を書いたものです。》と述べた。
私はこの発信について逢坂に何度も抗議したと共に、泉代表にも何度も抗議を訴えた。しかし、その悉くは無視され続けた。当然、逢坂代表代行には立憲民主党から何の処分もない。
重ねて問おう。立憲民主党幹部らが言った「風評払拭への努力が足りない」とは、一体誰のことか──。