毎月、新たに発売されるビジネス書は約500冊。いったいどの本を読めばいいのか。読書家が集まる本の要約サービス「flier(フライヤー)」で、2月にアクセス数の多かったベスト20冊を、同サービスの編集部が紹介する――。
徐々に高く積み上げられたお金
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要約サービス「2月のビジネス書」ベスト20

第1位:『【新NISA完全攻略】月5万円から始める「リアルすぎる」1億円の作り方』[山口貴大(ライオン兄さん)著、KADOKAWA]
第2位:『デンマーク人はなぜ4時に帰っても成果を出せるのか』(針貝有佳著、PHP研究所)
第3位:『きみのお金は誰のため』(田内学著、東洋経済新報社)
第4位:『2050年の世界』(ヘイミシュ・マクレイ著、遠藤真美訳、日本経済新聞出版)
第5位:『任せるコツ』(山本渉著、すばる舎)
第6位:『頭のいい人は「質問」で差をつける』(樋口裕一著、大和書房)
第7位:『緊張しても「うまく話せる人」と「話せない人」の習慣』(丸山久美子著、明日香出版社)
第8位:『人を動かす 改訂新装版』(D・カーネギー著、山口博訳、創元社)
第9位:『再現性の塊』(田尻望著、かんき出版)
第10位:『最強に面白い 睡眠』(柳沢正史監修、ニュートンプレス)
第11位:『精神科医が教える 幸せの授業』(樺沢紫苑著、飛鳥新社)
第12位:『質問の一流、二流、三流』(桐生稔著、明日香出版社)
第13位:『まず、ちゃんと聴く。』(櫻井将著、日本能率協会マネジメントセンター)
第14位:『なぜか人生がうまくいく「明るい人」の科学』(和田秀樹著、クロスメディア・パブリッシング)
第15位:『年間100万円の配当金が入ってくる最高の株式投資』(配当太郎著、クロスメディア・パブリッシング)
第16位:『どこへ行っても「顔見知り」ができる人、できない人』(有川真由美著、PHP研究所)
第17位:『おとな六法』(岡野武志/アトム法律事務所著、クロスメディア・パブリッシング)
第18位:『歩くとなぜいいか?』(大島清著、PHP研究所)
第19位:『幸せなチームが結果を出す』(及川美紀/前野マドカ著、日経BP)
第20位:『東大ノート。』(西岡壱誠著、ダイヤモンド社)

※本の要約サービス「flier」の有料会員を対象にした、2024年2月の閲覧数ランキング

資産1億円の達成は決して不可能な数字ではない

今月の第1位は、今年から始まった新NISAを徹底的に解説した『【新NISA完全攻略】月5万円から始める「リアルすぎる」1億円の作り方』でした。

山口貴大(ライオン兄さん)『【新NISA完全攻略】月5万円から始める「リアルすぎる」1億円の作り方』(KADOKAWA)
山口貴大(ライオン兄さん)『【新NISA完全攻略】月5万円から始める「リアルすぎる」1億円の作り方』(KADOKAWA)

著者は、「ライオン兄さん」としてSNSで絶大な支持を集め、金融・起業のマネースクール「Financial Free College」の代表でもある山口貴大氏。そんな山口氏は本書で、新NISAを利用すれば、資産1億円の達成はけっして不可能な数字ではないと断言しています。

「まさか自分が資産1億円なんて……」と半信半疑の人が大半かもしれませんが、本書で具体的なシミュレーションを知ると、考えが大きく変わるでしょう。なんと、毎月3万円、5万円からでも、新NISAを使えば資産1億円が視野に入ってくるのです。基本戦略は、生涯にわたって非課税投資できる金額の上限である1800万円をできるだけ早く入金し、長期で複利運用して資産を大きく育てること。

山口氏は「新NISAを始めても、すぐに人生は変えられません。でも、老後を変えることはできるでしょう」と言います。まずは今すぐ本書を手に取り、新NISAの完全攻略術を知ることが、豊かな老後を過ごすための大きな一歩となるはずです。