毎月、新たに発売されるビジネス書は約500冊。いったいどの本を読めばいいのか。読書家が集まる本の要約サービス「flier(フライヤー)」で、4月にアクセス数の多かったベスト20冊を、同サービスの編集部が紹介する――。
街路樹のある通りを歩く若いビジネスマン
写真=iStock.com/seven
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第1位:『やることを8割減らすダンドリ術』(飯田剛弘著、大和書房)
第2位:『週末ひとり時間』(池田千恵著、三笠書房)
第3位:『新しい教え方の教科書』(北宏志著、ぱる出版)
第4位:『どんな相手も味方になる 感じのよい伝え方』(宮本佳実著、すばる舎)
第5位:『スタンフォード式 脳と体の強化書』(山田知生著、大和書房)
第6位:『リセットする習慣 やり場のない感情を整える62のヒント』(枡野俊明著、明日香出版社)
第7位:『時短の一流、二流、三流』(越川慎司著、明日香出版社)
第8位:『新装版 幸せがずっと続く12の行動習慣』[ソニア・リュボミアスキー著、金井真弓(訳)、渡辺誠(監修)、日本実業出版社]
第9位:『振り回されない練習』(内藤誼人著、徳間書店)
第10位:『一流ファシリテーターの 空気を変えるすごいひと言』(中島崇学著、ダイヤモンド社)
第11位:『話していると楽しい人 しんどい人』(野口敏著、三笠書房)
第12位:『静かに退職する若者たち』(金間大介著、PHP研究所)
第13位:『1冊目に読みたい DXの教科書』(荒瀬光宏著、SBクリエイティブ)
第14位:『疲れない脳をつくる生活習慣』(石川善樹著、三笠書房)
第15位:『絶対にミスをしない人の仕事のスゴ技BEST100』(鈴木真理子著、明日香出版社)
第16位:『働かないニッポン』(河合薫著、日本経済新聞出版)
第17位:『最強の習慣』(ハック大学 ぺそ著、ソシム)
第18位:『超ミニマル・ライフ』(四角大輔著、ダイヤモンド社)
第19位:『女子とお金のリアル』(小田桐あさぎ著、すばる舎)
第20位:『なぜか結果を出す人が勉強以前にやっていること』(チームドラゴン桜著、東洋経済新報社)

※本の要約サービス「flier」の有料会員を対象にした、2024年4月の閲覧数ランキング

「やらないことリスト」で日常生活が豊かに変わる

今月の第1位は『やることを8割減らすダンドリ術』でした。

飯田剛弘『やることを8割減らすダンドリ術』(大和書房)
飯田剛弘『やることを8割減らすダンドリ術』(大和書房)

「急いで取り組んでいるつもりなのに、仕事や家事がまったく終わらない。もっと要領がよければ……」そう悩んでいる人に本書をおすすめします。

本書が推奨するのは、書名にもあるとおり「やることを8割減らす」こと。ムダを減らしつつ成果を出すために、8割のタスクについて「やらない」選択をするのです。8割のタスクを減らし、より重要な2割のタスクに集中すれば、効率よく成果を出せるでしょう。

「8割やらない」マインドが整ったら、まずは「やらないことリスト」をつくってみてください。ここでは、以下の7つのポイントを意識します。

(1)自分でやろうとせず、「他の人に頼めることはないか?」という軸で考える
(2)「なぜ、やらなければならないのか」と自問自答する
(3)達成できる自信がない項目はリストに載せない
(4)具体的な行動を記載する
(5)リストは目につきやすい場所に貼っておく
(6)自分の現状や環境、目標に合わせて、リストを定期的に見直し、更新する
(7)「やらない」習慣が身につくまで、ある程度の時間がかかると思っておく

著者の飯田剛弘氏は、「『自分は要領が悪いかも』と悩むあなたも、実は『やるべきことが多すぎる』だけかもしれません。やらないことリストを作り、他の人に頼ることも考えながら、完璧を求めずに、本当に必要なことだけに集中するよう心がけてみてください。日常生活がどれほど楽に、そして豊かに変わるか、ぜひ体感してください」と語っています。仕事や家事のストレスを軽減したい方、ぜひ読んでみてください。