メッセージアプリとカレンダー以外の通知は全てオフ

スマホの通知の設定画面へいき、電話と(どうしても必要なら)メッセージアプリとカレンダー以外のすべての通知をオフにしよう。

このまま永久にオフにしておく必要はないが、いったん最小限まで減らすことは必要なステップだ。それはなぜか。ほんとうに必要なものがどれかを自覚したうえで、オンにもどすことができるからだ。

(メッセージアプリの通知は厄介だが、残すのもアリだ。いまや生身の人間とのリアルなコミュニケーションに代わるものだからだ。カレンダーの通知も残していいものだ。これで病院の予約に遅れても、私のせいにしないように)

新しいアプリをインストールすると、そのたびに通知を許可するかと確認される。さらりとノーを突きつけよう。

1.特定のアプリでは、通知を消したほうがチェックの回数が増えることがある。その状態になっていると気づいたら、通知はオンにもどしてかまわない。けれど、できれば一日、二日は様子を見よう──チェックしたい気持ちが高まっているのは離脱症状の一種で、ときが経てばおさまる可能性もあるからだ。

2.通知は音やロック画面上のメッセージとして現れるものだけではない。アプリのアイコンにつく、小さな赤い吹きだし/バッジもそうだ。新しいメッセージや情報があることを明示して確認を促す。これもオフにしてしまおう。

オフィスで働いているビジネスマン
写真=iStock.com/Georgijevic
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「メールはさすがに…」と思っても勇気を出して

3.“通知を消そう”にはメールの通知も含まれる──アプリの赤バッジも、新着メールの受信を告げる通知音もそうだ。メール中毒の私が保証しよう。通知を消しても、あなたがチェックを忘れることはない(いちばん手っ取り早い通知の消し方は、メールアプリの自動受信設定をオフにすることだ。これで新しいメールがあるかをバックグラウンドで確認しにいかなくなる)。

メールといえば、この機会にSNSのメール通知についても見なおしておこう。自分のアカウントの設定画面へいって、イベント招待など自分がほんとうに関心のある通知だけをメールで受信するように変えるのだ(スマホのSNSアプリは削除済みのはずなので、この設定はパソコンでしなければならない──申しわけない!)。

すべてのカテゴリの新着が見られるのは、自分でアカウントにログインしたときだけだ。これでメールチェックが、いつの間にかSNSスパイラルに変わる可能性を減らせるだろう。

熟練ユーザーからのアドバイス VIPの力
メールの通知を消すことに、抵抗がある人もいるかもしれない。気づかないと困るだれかさん(たとえば、ボス)のメールが来るのが理由だろうか。解決策は、VIP(Very Important People:非常に重要な人たち)を、連絡先でグループ分けしておくこと。
そして、このグループのメールについては、スマホの通知をオンにしておくことだ。