金曜日は午後2時に帰宅
市の管理職を務めるハッセは、金曜日の午後のインタビュー中にこんなことを言っていた。
「今、午後2時半だけど、部下はもうみんな帰宅してる。残ってるのは僕だけだよ。部下には部下の暮らしがあるから、もちろんそれでいい。部下が僕より先に帰ることには、なんの問題も感じないよ」
これがデンマークの現実だ。午後4時どころではない。金曜日には午後2〜3時に帰宅するのがスタンダードで、オフィスは早々に閑散とする。
じつは今、私がいるシェアオフィスも金曜日の午後2時。残っているのは、私を含めてほんの数人だ。