不況時代の働き方について考えてみよう。「忙しい。人を増やしてほしい」。そんな声が多くの職場で聞かれるが、コスト削減が求められる中で増員など望むべくもない。働き方をどう変えるか。

セブン&アイ・ホールディングスの場合、1980年代から傘下各企業で業務改革委員会(通称・業革)を毎週開催し、常に業務の改革改善に取り組んできた。無駄の少ない仕事ぶりには定評がある。

<strong>鈴木敏文</strong>●セブン&アイ・ホールディングス代表取締役会長兼CEO
鈴木敏文●セブン&アイ・ホールディングス代表取締役会長兼CEO

一例をあげれば、売上高約5兆7500億円の規模ながら、広報部員は9名しかいない。大手自動車メーカーでは100名を超える。業態が異なるとはいえ、圧倒的な少なさだ。なぜ、少人数で対応できるのか。それは働く人間の心理を読み解く鈴木流マネジメントが徹底されているからだ。本人が話す。

(尾関裕士=撮影)