どうすれば定時で仕事を終えられるのか。マーケティングコンサルタントの飯田剛弘さんは「仕事が終わらないと悩んでいる人の多くは、本来、やらなくてもいいことに時間を取られている。大切なのは、きわめて重要なこと以外は『やらない』と決めることだ」という――。
※本稿は、飯田剛弘『やることを8割減らすダンドリ術』(大和書房)の一部を再編集したものです。
うまくいかないなら「がんばり方」を見直そう
がんばっているけれど、なかなか思うように進まず、締め切り前になると、いつもバタバタ。
やることがたまって、どこから手をつけていいのかわからなくなり、途方に暮れる。
先延ばしグセがたたって、気がつけば、自分の時間がほとんどない。
えいやっとばかりに山積みのタスクにいざ向き合えば、努力が無数の方向にバラバラになって、どこにも成果が見えてこない……。
ああ、もっとダンドリがうまかったらなあ!
こんな状況に陥ってはいませんか?
心当たりがあるあなた。もしかすると、これまでのがんばり方を見直してもいいタイミングなのかもしれません。
僕自身、あるとき、自分の「がんばり方」を思い切って見直したことで、時間の使い方や人生が、ガラリと変わった人間です。
それは、「すべて一人で完璧にやろうと、何でもかんでもがんばらない」という考え方に出合ったからです。「え? がんばらない?」と聞くとちょっと戸惑うかもしれませんが、それが僕の生活を一変させました。