秋篠宮家の動向が国民の注目を集めている。評論家の八幡和郎さんは「次女の佳子さまの一人暮らしが身勝手でコストもかかるという批判があるが、仮設邸宅の自室をそのまま使うというのは普通に考えたら節約になる」という――。
全国高校生の手話によるスピーチコンテストで、手話を交えてあいさつされる秋篠宮家の次女佳子さま=2023年8月27日午後、東京都千代田区[代表撮影]
写真=時事通信フォト
全国高校生の手話によるスピーチコンテストで、手話を交えてあいさつされる秋篠宮家の次女佳子さま=2023年8月27日午後、東京都千代田区[代表撮影]

人気を集める一方、「別居」に批判も

秋篠宮皇嗣殿下の次女、佳子内親王が話題となることが多い。姉の眞子さんが結婚されて渡米され、愛子さまは学業優先で単独公務を始められないなかで公務に励み、自己表現力に長け、すぐれたファッションセンスや振る舞いの佳子さまは、「美しいプリンセス」として人気を集めてきた。

一方、おとなしい模範生的なイメージだった眞子さんとの比較で、わがままだと言われたり、いったん、学習院大学文学部教育学科に入学しながら中途退学して国際基督教大学(ICU)教養学部アーツ・サイエンス学科に入り直したことを、学習院の卒業生から執拗に批判されたりしている。

小室圭氏との結婚で、眞子さんを擁護したことに対して、麗しい姉妹愛と好意的に受け取った人もいれば、マスコミ報道に苦言を呈したのは行きすぎだったと思う人もいたようだ。最近では、改修工事を終えた秋篠宮邸に引っ越さず、隣の旧御仮寓所ごかぐうしょに住まわれていることが「別居」だと報道されている。

そこで、本稿では、佳子さまの実像をできる限り客観的に分析してみようと思う。

フィギュアスケートで培った表現力、華やかさ

佳子さまが誕生されたのは、1994年の12月29日。眞子さんより3年下、愛子さまより7年、悠仁さまより12年の年長である。

秋篠宮さまが、「健康であるとともに素直で思いやりがあり、心身とも佳い子に育って欲しい」という願いを込めて名付けられた。

幼稚園から学習院に通われ、中学校1年生から公務にも参加されている。また、運動神経に優れ、フィギュアスケートを小学校2年生から始められ、競技会で優勝されたこともある。高校生時代はダンスに熱心に取り組まれた。

幼いころは、眞子さんの影に隠れておられた観もあるが、フィギュアスケートなどを通じて表現力を身につけられ、華やかな雰囲気を醸し出されるようになった。

ただ、眞子さんのプライベート写真の流出や、佳子さまの服装が奔放だという批判を受け、紀子さまからブレーキをかけられたともいわれる。また、パパラッチの標的となりそうなので、ICUへは眞子さんのように電車通学というわけにいかず、公用車での通学となった。