愛子さまにとっては“姉”であり、憧れの存在

身長は写真から推計すると約165cm。公務などでの服装やメイクが週刊誌でよく取り上げられることからもわかるように、立ち居振る舞いやファッションへの努力は相当なもので、美智子上皇后さまを彷彿するところがある。

21歳になられた愛子さまも、仕草などを含めてすっかり美しくなられたが、姉のように慕い、憧れの対象である佳子さまから刺激を受けられたのが一因だろう。佳子さまの公務に対する積極的な姿勢についても、これからよき模範とされると素晴らしいことだ。

初の単独公務は、ICUに再入学されたこともあって、眞子さんより少し遅めで、2014年11月、19歳の時の「少年の主張全国大会」だった。その翌年にかけては、英国留学中の眞子さんに代わり、佳子さまが学生であるにもかかわらず多くの公務を担当された。

2014年12月の成年にあたっては、眞子さんの場合と同様、記者会見→成年儀式→多摩御陵などへの参拝→伊勢神宮と神武御陵への参拝という行事をしっかりこなされた。翌年の7月には、全日本高等学校馬術競技大会で初めて挨拶をされた。

小室氏と眞子さんの結婚を妹として擁護

海外は、2019年に国交樹立150年行事で、オーストリアとハンガリーを訪問した。

眞子さんの帰国後は、少し公務の機会が減った。眞子さんと小室圭氏の騒動のなかで、眞子さんが最後のご奉公といった姿勢で公務に積極的に取り組まれたし、新型コロナ禍となって、しばらくは動静が見えにくい状態が続いた。

一連の小室騒動では、眞子さんの希望がかなうように援護されたことが話題を集めた。大学卒業時、宮内庁記者会の質問への文書回答で「私は結婚においては当人の気持ちが重要であると考えています。姉の一個人としての希望がかなう形になってほしい」「メディア等の情報を受け止める際に、情報の信頼性や情報発信の意図などをよく考えることが大切」などと指摘されたのだ。

2人の結婚直後にも「姉は自分にとってとても大切な存在。結婚に関して誤った情報が事実であるかのように取り上げられたこと、多くの誹謗ひぼう中傷があったことを私もとても悲しく感じていた。小室圭さんが姉のことを大切に思ってくださっていることをありがたく感じている。2人が結婚できたことを嬉しく思っている」と文書でコメントを公表された。

眞子さんの出発に際して、秋篠宮邸の玄関で姉妹が抱擁している様子が大きく報道され、強い家族愛が国民の涙を誘ったが、一方で、結婚への批判は根拠のない誹謗ばかりだったとは言えず、佳子さまの強気すぎる擁護は賢明でないという声もあった。