「過去」ではなく「未来」にフォーカスする
ただ、そのように答えても、パートナー(上長)は決して首を縦に振りません。何度も「いや、何かあるから探して」と聞かれるらしいです。
フィードバックにもいろいろありますが、ダメな部分ではなく「何かしらあなたがやったことがあるはずだ」というポジティブな部分に目を向けよう、というものです。
「②次の週にやること」も全く同じ構造です。
普通なら「今週できなかったこと」を聞きそうになりますが、あえて「次の週にやることは?」と聞くそうです。
これもその目的は明白で、「過去」ではなく「未来」にフォーカスを当てることで、「成長」を加速させようとしているのだと思います。
自己肯定感が自然と高くなる質問の流れ
そして最後は、③「上長へのフィードバック」や「ヘルプ」です。②→③の流れで聞かれるので、自然と、「来週○○をやるために、××をサポートしてほしい」という構造になります。実際、僕の友人も「これを2年ぐらい繰り返してもらったおかげで、自己肯定感が自然と高くなった」と言っていました。
僕は正直、この話を聞いたときに、反省しました。リーダーとして「ここまで徹底できているか?」「強みを伸ばす質問をできているか?」と考えたからです。
日常のルーティンやミーティング、1on1で、ここまで徹底して「強み」にフォーカスを当てているか? その人の「強み」を伸ばせているだろうか? そう考えたとき、思いっきりYesとは答えられませんでした。
皆さんはどうでしょうか。ぜひミーティングをするときには意識してみてください。もしかしたら自分自身に同様の質問をすることも有効かもしれません。