良好な夫婦関係を保つにはどうすればいいか。セラピストのひすいこたろうさんは「私は4年間、妻と毎日ケンカばかりしていた。離婚したいと思っていたが、あることをきっかけに妻への見方が変わり、今では妻のことが大好きになった」という――。

※本稿は、ひすいこたろう『世界一たのしくてためになる「幸せ」の授業』(サンマーク文庫)の一部を再編集したものです。

運転中に楽しい会話をする若いカップル
写真=iStock.com/kokouu
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結婚相手として選ぶべき相手はどこにいる?

突然ですが、ここで問題です。『ウォーリーをさがせ!』ならぬ、「結婚相手を探せ!」です。

あなたが結婚相手として選ぶべきベストパートナーは図表1の「YOU」から見て、①~⑤のどの位置にいる人でしょうか?(「イヤ、もう結婚しちゃってるし」という、チーム「手遅れ」の方にこそ、実は読んでほしい内容です)

ベストパートナーですから、あなたのすぐ隣にいてくれる①の人が一番いいように思います。そして、自分から最も遠い③の人が「ハズレ」のような気がします。円の中心にいる⑤の人も気になります。さて、正解は?

この問題の答えを知ると、世界から嫌いな人がいなくなる可能性があります。だから、がんばって考えてみてくださいね。

ケンカばかりの妻にラブレターを渡したら…

私は、離婚したいと思っていた時期があります。しかし、ある「ものの見方」を教えてもらったら、一瞬で、妻に感謝の思いが湧き上がったんです。

それをお伝えする前に、まず、ひすい家の結婚生活を赤裸々に明かしましょう。

結婚して5年くらいたった頃でしょうか。我が家ではケンカが絶えなくなりました。

仕事で、ハワイへ行った時。朝早く起きて、ビーチで僕は妻へのラブレターを書いていたわけです。で、帰国後、真っ先に妻にその手紙を渡したんですね。

その時、妻は、なんと言ったか?

「これはシュレッダーにかけていいの?」
「パードン?」

意味がまったくつかめず、思わず、そう英語で聞き返しそうになりました。

僕は、こんな妻を変えようとして、その後4年以上ケンカの続く毎日を過ごしていました。でも、難攻不落の妻を変えることはできなかった……。