対人コミュニケーションに苦手意識がある人は、どのように克服すればいいか。芸人クロちゃんは「会話の主導権を握る経験を積み重ねることだ。その意味でキャバクラはコミュ力向上の名門校である」という――。
※本稿は、クロちゃん『日本中から嫌われている僕が、絶対に病まない理由 今すぐ真似できる! クロちゃん流モンスターメンタル術30』(徳間書店)の一部を再編集したものです。
コミュ障と呼ばれる人にも“レベル”がある
僕は友達なんて少数精鋭でいいと主張していますが、この本を読んでいる人の中には「もっと知り合いを増やす方法はないか?」と考えている人もいるでしょう。本当に心を許せる仲間がいなくて、毎日、1人で孤独感を抱えている人もいるかもしれません。
どうしたら、交友関係を広げられるのか? 表層的なことを言うなら「地元のよさこいサークルに顔を出してみては?」とか「好きなプロ野球チームやサッカーの応援で一体感を味わう」とかあるはずですけど、本質はそこじゃない。もっと内面的な、いわば心構えの問題になってくる。
タクシーで運転手から話しかけられるのが苦手で、イヤホンをしてその場をやり過ごす。相手の目を見て会話することができない。どうしても声が小さくなり、必要以上にオドオドしてしまう……。
いわゆるコミュ障と呼ばれる人も、よく観察すると“レベル”があるんですよね。「もっと交友関係を広げたい」という声に対するアドバイスは、結局、その人がどの程度のコミュ障かによって変わってくるんです。