他社との差別化を図るにはどうすればよいのか。高千穂大学の永井竜之介准教授は「40年近く前、食品の世界でタブー視されていた“激辛”に挑戦した湖池屋のカラムーチョやネットフリックス、コロナ禍に大ヒットした口紅・KATE リップモンスターには、型破りなマーケティングのヒントが詰まっている」という――。
成功を掴むには「型破り」な戦い方が必要
前回は「ファン」(今や売り上げの9割が世界……販売台数が10分の1に落ち込んだ「チェキ」がV字回復した納得の理由)をキーワードとして取り上げたが、今回は「型破り」からマーケティングの裏側を見ていこう。
多くの企業が、ライバルにはない「価値ある違い」を作れずに、同じような商品・サービスで、結局は価格競争に明け暮れてしまう現状に頭を悩ませている。「型」通りの作り方や広め方だけではなかなか成果をあげられず、成功を掴むには「型破り」な戦い方を求められる場面が増えてきている。ただし、それは、ただ考えもなしに突拍子もないことをやればいいわけではない。
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