不登校やひきこもりで学校に通えなくなった人は、どうすればいいのか。キズキ共育塾代表の安田祐輔さんは「私は大学受験を目指すことを勧めている。私自身、勉強に苦手意識があったが、自分に合った方法をみつけることで、大学に合格できた。大学受験は人生をやり直すチャンスになる」という――。
※本稿は、安田祐輔『学校に居場所がないと感じる人のための 未来が変わる勉強法』(KADOKAWA)の一部を再編集したものです。
不登校やひきこもりになっても大学進学は可能
不登校やひきこもり、中退した人のための個別指導塾を経営していると、本人・保護者から「これまで勉強してきていなくても、大学に進学することはできますか」といった相談が多く寄せられる。
勉強していなかった期間が長ければ長いほど、「勉強習慣を身につけられるのか」「今からでも短期間で学び直すことができるのか」といった不安が出てくるため、悩みは尽きない。
そうした悩みを抱く人に対して僕が必ず伝えていることは、「自分に合った勉強法を見つけ、正しく努力をすれば、確実に学び直しはできる」ということだ。
なぜ断言できるのか。
それは、実は僕自身も、まったく勉強ができない状態から大学進学を叶えた経験があるからだ。そしてその経験をもとに、現在は、不登校やひきこもり、中退を経験した人たちの「学び直し」を学力面・メンタル面の両側からサポートし、多くの生徒たちを無事に大学に送り出してきたからだ。