西口英俊●PwC人事・チェンジマネジメント部門シニアマネージャー
1969年、広島県生まれ。92年慶應義塾大学理工学部卒。大手カード会社、コンサルティング会社を経て、2007年ベリングポイント(現プライスウォーターハウスクーパース)に入社。
西口英俊さんは毎朝5時から6時の間に起床し、目覚めるとiPhoneを立ち上げメールチェックするのを日課としている。
「この時間帯にメールを見て、自社のメンバーに指示を出したりお客様にお願い事を連絡しておくと、多くは9時頃に反応が返ってきます。私はそれを受けて次の対応を取る、というサイクルを回しているんです」
プライスウォーターハウスクーパースのシニアマネージャーとして人事系のコンサルティングを行っている西口さんは、普段はクライアント先を訪問していることが多く、自社のオフィスに出社するのは「ミーティングがあるときぐらい」である。
だがiPhoneがあれば、自宅でも移動の間でもメールチェックし、どんどん返信していける。すき間時間にどこでも仕事ができるようになったうえ、レスポンスの速さが業務のスピードを向上させている。
「iPhoneが指示を出してくれて、私はそれに応じて必要な業務を遂行していく感じ。それがiPhone導入で一番仕事のやり方が変わった点です」
西口さんがiPhoneを使い始めたのは、2008年10月に会社が全社的に導入を始めたのがきっかけだった。それまで触ったこともなかったが、職業柄「先進的事例になる」と前向きに捉えた。