会社支給のiPhoneでビジネスが一変

(1)最新ツールの使い方は若者に聞け!

自ら入手したiPhoneではなかったが、これを好機と捉え積極活用したことにより大幅な業務効率のアップを実現することができた。うまい活用法がわからなければ、素直に周囲の若い人に使い方を教わってみるのも悪くないだろう。

(2)新しいアプリはどんどん試し、いいものは残す

iPhone向けアプリケーションの進化は日進月歩。日々新しいアプリが登場し、すでにその数18万アプリ以上にのぼる。西口さんは使えるアプリの噂を聞きつけると、まずは導入して使い勝手を試すという。効率アップは試行錯誤のたまものだ。

(3)エクセルデータをアップすれば自動でグラフ化

大手業務ソフトウエア会社SAPが提供する「SBO Explorer」というアプリケーションを使うと、iPhoneからアップロードした表データがグラフに自動で変換されて閲覧することができる。ここまでできて無料のアプリケーションというのが驚きである。

(4)通勤時のメールで出社までに指示出しが完了

就寝前や起床時のベッドのなかでも、メールで用件が確認できるので、通勤電車からでも、部下への指示や顧客への依頼を逐一出すことが可能になった。この「前倒し効果」が功を奏して、ビジネスの進捗サイクルはかつてより一層のスピードアップを実現した。

(5)手書きメモも指先で直感入力

無料のメモアプリ「UYH」を使えば、手書きのメモを取ることができる。ただ残念なことに、西口さんにとっての使い勝手は紙のメモ帳にいま一歩及ばないため、いまだにより便利な手書きメモ用アプリを探しているところなのだという。

※すべて雑誌掲載当時

(澁谷高晴=撮影)