半径500メートルの店を視察して回った

小売業にとって厳しい状況が続くなか、18期連続で増収増益を達成しているスーパーがある。九州北部に41店舗を展開する食品スーパー「ハローデイ」がそれだ。2010年3月期の売り上げは584億円。従業員は4300人(パート含む)の中堅企業である(※雑誌掲載当時)。

倒産寸前だった同社に入社し、業績回復を達成した加治敬通社長。

店頭へ行くと、目につくのは店内と商品のディスプレーに工夫が凝らしてあること。福岡の姪浜店では天井にクジラが泳ぎ、コスタ行橋店では陳列棚の上に巨大なキノコ、くまやリスのぬいぐるみが飾られている。