週刊誌史上トップ3に入る大スクープである
あなたは自分の娘が他人から「クソガキ」「男を一人しか知らねぇとこうなっちゃうんだ」などといわれたら、どう思うだろうか。
人によっては、怒って、そういった人間を殴るかもしれない。ましてや、それが自分たちの身辺警護にあたる役目の人間だったら……。
週刊新潮(6月23日号)が、天皇皇后両陛下や皇族たちの護衛、皇居の警備などを任務とする皇宮警察の中で、皇室に対する悪口雑言が飛び交っていると報じたのである。
週刊新潮には失礼ないい方になるが、これが事実なら、驚天動地、週刊誌の長い歴史の中でもトップ3に入る大スクープである。
しかし、テレビはやるわけはないが、新聞も後追いしたところは、私が知る限りないようだが、どうしたのだろう。
各社には皇室担当記者がいるはずだが、「そんなことは前から知っていたよ」とふんぞり返っているわけではあるまいな。
戦前なら「不敬罪」だが、現代でも、自分が担当している人間の悪口を人前で公然といい放ったら、少なくとも職を辞さざるをえなくなるはずだと思う。
新聞は、そうした人間を放置するのか? 皇宮警察は警察庁の下部組織だから、お上が怖くて手を出せないのだろうか。
遅刻した愛子さまに「このクソガキがっ!」
週刊新潮によれば、皇宮警察本部長や副本部長などは警察庁キャリア組のポストで、高卒、大卒で皇宮警察に入ったプロパーの職員が上り詰められる最高のポストは、護衛部長だという。
現在、叩き上げのトップであるその地位には、山口孝幸護衛部長(58)が就いている。
「山口が愛子内親王殿下のことを“クソガキ”と呼んでいることは、皇宮警察の内部では有名な話です。私は、山口がそう悪態をつくのを直接耳にしたこともあります」
そう証言しているのは、皇宮警察関係者だ。
山口部長が、赤坂護衛署の副署長を務めていたとき、愛子さんは学習院初等科に通っていた。学校の行き帰りの際、署員は護衛をしていたが、「愛子内親王殿下は時間にアバウトなところがおありで、40~50分の遅刻もよくありました。その際、あまりに遅くて苛立ったのか、山口は私の目の前で“このクソガキがっ!”と言っていました」(皇宮警察関係者)
まるで映画『仁義なき戦い』の広島ヤクザのようないい方である。