悪口の矛先は紀子さま、彬子さま、瑶子さまにも…
「紀子さまについては、“車に乗れば般若の顔”などと、よく般若に例えられていました。皇太子殿下以上は交通規制がかけられ、スムーズに移動できますが、秋篠宮家の場合、以前は前後に警護がつくだけでした。渋滞にハマると表情が変わり、小言を繰り返されることから、そんな悪口に繋がったようです」
一連の問題はこれまで表沙汰になったことはないようだが、内部では処分の対象になったことがあったそうだ。
「昨年4月、護衛部護衛第二課の新進気鋭の4人が、表向きは情報漏洩の責任をとる形で辞めさせられていますが、実際はSNSのグループで三笠宮彬子さまと瑶子さまの悪口を言っていたのが当時の本部長にバレたのが原因だったようです」
皇族方への悪口が横行していたことは、このような信じられないミスにも表れている。
現在も護衛部の幹部を務める人物が三笠宮家に仕えていたとき、誰かに送ろうとしていた瑶子さんの悪口が書かれたメールを、瑶子さん本人に誤送信してしまったというのだ。
当時存命だった三笠宮寛仁殿下の知るところとなり、本部長が殿下に平謝りする事態となったそうである。
「好き嫌いで選ばれている」皇宮警察のガタガタぶり
なぜこのようなお粗末な連中が輩出されるのだろう? その理由は、「本部、特に山口や、人事を担当している池田の好き嫌いで選ばれているから。彼らに嫌われると冷遇されるだけではなく、時には組織を辞めるところまで追い込まれることもあります」(先の皇宮警察関係者)
週刊新潮は、皇族方への悪口だけではなく、皇宮警察には不祥事が頻々と起きていると報じている。ここ5、6年を見ても、
2016年には護衛第二課の男性皇宮警部補が電車内で、乗客の下着の中に手を入れて東京都迷惑防止条例違反(痴漢)で現行犯逮捕。
2017年には皇宮巡査部長が児童ポルノ所持の疑いで書類送検。
2019年には那須御用邸で行われていた皇宮警察学校の親睦会で、新人護衛官がみだらな行為に及んでいた
ことが発覚している。
その際、何も知らなかった幹部が、池田警務調査官に嫌われていたために圧力をかけられ、退職に追い込まれたそうだ。
池田警務課調査官は、嫌いな人間を辞めさせることに成功すると宴を催すそうだ。当然、本部庁舎内での飲酒は禁止されているが、ある時、スルメか何かを炙っていて火災報知機が作動し、警防係員や機動警ら車が多数出動する騒ぎになったことがあったという。
この暴言を放った幹部2人は、新潮の直撃にどう答えたのか。