皇室に敬意の念を抱いている人が応募するはずが…

皇宮警察OBはこうもいう。

「山口と同じ北海道出身で、山口のことを崇拝している40代後半の池田好彌よしやという警務課幹部も、愛子さまのことを“クソガキ”と呼んでいます」

池田は、天皇が皇太子だった時代に仕えていて、愛子さんも間近で護衛していた人間だそうだ。OBは、両陛下がこのことを知ったら「こんな人だったのか」とショックを受けるだろうと推察している。

週刊新潮によれば、警視庁や各県警の警察官が使う警笛用の吊りひもの色は白だが、皇宮護衛官のそれはワインレッドだそうだ。忠誠を意味する「赤心」という言葉から、この色になったという。

皇宮警察というのは、1886年(明治19年)に当時の宮内省に設置された主殿寮皇宮警察署で、1954年に警察庁の付属機関として皇宮警察本部となったそうだ。

ここで働いている人は国家公務員で、定員は1000人未満。毎年、辞めていった人数分を新たに採用するそうだ。

応募してくるのは、当然だが、「皇室に敬意の念を抱いている人しかいません」(皇室ジャーナリストの久能靖氏)

採用されると、皇宮警察学校で研修を受けるが、そこでは華道や茶道も学ぶという。

「外国の要人などを接待する皇室の方に側衛官として付いた時、外国人から話しかけられることがあり、日本の文化に精通している必要があるからです」(久能氏)

研修では、皇室についての広い知識や教養も学ぶそうだが、山口、池田両氏は、まったく身についていなかったといわざるをえない。

「男を一人しか知らねぇとこうなっちゃうんだな」とも

本部は皇居内の旧枢密院の建物にある。ここの組織は、護衛部と、警備部という2つの大きな部と、坂下、吹上、赤坂、京都などの各護衛署、皇宮警察学校などから成り立っているという。

だが、皇宮警察OBによると、

「坂下護衛署の署長を務めた人物が、皇太子妃殿下だった当時の雅子さまを悪しざまに言うのも聞いたことがあります。しかも、コソッと言うのではなく、警部以上のミーティングの席でもそういった発言を平気でするのです」

また、秋篠宮家に対してもこんなことをいっているというのである。

「小室圭さんの問題が起こった後、眞子さまに対しては“男を一人しか知らねぇとこうなっちゃうんだな”といった悪口がよく聞かれました」

何たる誹謗ひぼう、何たる中傷。耳をふさぐしかない、聞くにえない悪態である。こういう輩が皇室の人たちを警護しているというのだから、呆れ果てるよりも哀しくなる。