今年の最大の政治イベント、参議院議員選挙が近づいている。今回も芸能界・スポーツ界をはじめ、さまざまなジャンルから多くのタレント候補も名乗りを上げ、まさに乱戦状態だ。候補者を選ぶポイントは何か。参議院議員の鈴木宗男氏に聞いた――。(連載第4回)

その候補者は、本当に汗をかいてくれるのか

第26回参議院選挙は6月22日に公示され、7月10日が投開票と決まりました。参院選には、いわゆるタレント候補がたくさん出ます。参院選の比例代表では候補者名を書いても、その政党の得票となるからです。なかには政治的なスタンスが見えにくい人や、政策について具体的に語れない人もいますが、知名度を武器に票を集めていく。いかがなものだろうかと、私は考えます。

鈴木宗男氏
鈴木宗男氏(撮影=原貴彦)

最近は、候補者の公募も増えました。確かに、埋もれていた立派な人材が見つかる場合もあるでしょう。反対に、前の選挙で落選した人、定職をもたず一旗揚げたいだけの人、「この政党は人気があるから、自分でも当選できるんじゃないか」という計算が先に立つ人など、甘い考えの持ち主も応じてくるのが現実です。

「出たい人より出したい人」という選挙用語があります。聞こえがいいが無責任です。まず何よりも「国民の暮らしをよくしたい。日本の国をもっとよくしたい。そのために自分は、絶対に政治家になるんだ」という高い志の持ち主でなければいけません。そのような強い思いをもつ人を探し出し、育てていくのが、政党の役目であり機能です。

選挙の前は、候補者の多くが耳当たりのいい政策を口にします。しかし、そのプランは当選したら実現できるのか。本当に働いてくれるのは誰なのか。有権者は、見抜く目をもたなければなりません。