バカを見ないための裏ワザ3:良いケアマネの探し方
1 地域包括支援センター(以下、包括。自治体などにより設置されている高齢者の暮らしを地域でサポートするための拠点機関。すべての高齢者の相談を受け付けている)に相談し、条件の合いそうなケアマネのリストアップをお願いする〔条件とは、ケアマネの前職(経歴や資格)、性別、年齢、住まいが親の住居近くかなど〕
2 かかりつけ医に相談してみる
3 ご近所ネットワーク(いわゆる口コミ)を使う
4 認定調査員が来た時に、調査員から介護事業所などの情報を得る
2 かかりつけ医に相談してみる
3 ご近所ネットワーク(いわゆる口コミ)を使う
4 認定調査員が来た時に、調査員から介護事業所などの情報を得る
繰り返すが、介護はケアマネ次第だ。
期待する介護サービスが受けられないなどで、ケアマネとの信頼関係が築き上げられない場合には、ケアマネを変えよう。ケアマネは変更できることを覚えておいてほしい(ケアマネを変更しても、現在利用しているサービスの継続は可能である)。
介護では、いろいろな専門家(例えば、役所の人、ケアマネ、包括職員、ソーシャルワーカー、ドクター、ナース、レンタル業者)からケンモホロロにされたり、嫌な思いをさせられたりは日常茶飯事で、心が折れることのほうが現実的には多い。しかし、そこで「諦めない!」ことが本当に大事になる。
「めげない、くさらない、あきらめない」
この「3ない精神」が必要なのだが、実際はめげて、くさって、あきらめることのほうが多いかもしれない。
もし、そうなっても、「この人がダメなら、この人!」という感じで、会う人、会う人に自分の家庭のピンチを訴える。そうこうしているうちに、徐々に情報が集まり、わが家の問題点とその解決策がクリアになってくるものなのだ。
「介護で一番重要なことは?」と問われたら、私は「ひとりぼっちで戦わない!」ということを申し上げたい。
筆者が上梓した『親の介護は知らなきゃバカ見ることだらけ(増補改訂版)』(双葉社)で「こういう方法があるのか」という裏ワザを知り、少しでも楽な気持ちになっていただけるとありがたい。