バカを見ないための裏ワザその2:良いケアマネの見分け方

介護の司令塔役を務めてくれるケアマネ、介護はこの人にかかっている。良いケアマネは以下のポイントで見分けられる。

1 利用者が一番大切という信念を徹頭徹尾貫ける
2 家族を含めた利用者の声を辛抱強く聞いてくれる
3 フットワークが良い(いついかなる時でも嫌な顔をせず、駆け付けてくれる)
4 顔が広い(そのケアマネを中心としたネットワークが存在しており、人脈がある)
5 地元に明るい(地元の地理、情報に精通しており、ツーと言えば、カーと答えてくれる)
6 とにかく世話好き(困っている人をほっておけない性格。福祉が天職の人)
7 プロとしての具体的アドバイス、提案をしてくれる
8 仕事が早い
9 案件をほったらかしにしない

特に2と7のスキルに秀でている人をケアマネとしてチームに迎え入れることができたならば、心強い。

「良いケアマネ」の逆になるが、参考までに「悪いケアマネ」も挙げておこう。

1 利用者の話をよく聞いてくれない
2 とにかく仕事が遅い
3 電話をしても折り返しがないなど、連絡が付きにくい
4 自分のプランを押し付ける
5 専門知識に欠ける&知識のアップデートができていない
6 丁寧な説明をしてくれない
7 人の痛みが分からない
8 見た目がだらしない
9 自分のことばかり話す

こういう人は絶対に避けなければならない。

遠距離介護なども含めた個別事情も汲んだ上で、現時点で一番ベターな介護方法をプロの視点で提案してくれるかどうかによって、介護は天国と地獄ほど変わってくるのだ。

介護を受けるお年寄りや介護をする人間の両方が、できるだけ快適な介護生活を送るにあたって、良いケアマネの存在は不可欠。これには担当ケアマネとの相性が重要になる。

「めんどくさいから、誰でもいいや!」と投げやりになってはいけないものである。