無理せず、汗をかかず、仕事のパフォーマンスを上げるにはどうすればいいのか。心理学者の内藤誼人さんが3つの心理学的メソッドを紹介する――。

※本稿は、内藤誼人『がんばらない生き方大全』(SBクリエイティブ)の一部を再編集したものです。

紙の散らばった床に寝る人
写真=iStock.com/miko315
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がんばらずにパフォーマンスが上がる心理学的手法

あなたの周りには、そんなにあくせくと働いているようには見えないのに、しっかりと仕事で良い成績を残し、たくさんの給料を稼ぎ出し、しかもプライベートの生活も充実している、という人がいませんか?

こんな人達は、「なるべく心理的な負担を減らしつつ、そんなに汗をかかずに、上手に高いパフォーマンスを上げるコツ」を押さえ、実践しているのです。

本稿では、拙稿『がんばらない生き方大全』から、今日から誰でもできる、超簡単で効果絶大な心理テクニックを3つに絞って紹介しましょう。

がんばらずにパフォーマンスが上がるメソッド。一つ目は「自分の映像を見るだけ」です。

自分が仕事をしている場面を、できれば同僚などに頼んで、一度くらいは動画に撮っておくとよいでしょう。

普段、私たちは、自分がどんな風に仕事をしているのか、はっきりわかっているわけではありません。自分のことなのですから、自分自身が一番よく知っているようでいて、実際には、そんなこともないのです。

そのため、自分の姿を、ビデオやスマホで録画しておき、それを眺めてみると、いろいろなことに気づくことができるのです。

「デスクワークしているときの姿勢が、こんなに悪いのか」
「自分はこんなにやる気のなさそうな接客をしているのか」

そういうことは、実際の映像を見てみるまで、なかなか気づけません。