LinkedIn(リンクトイン)やWantedly(ウォンテッドリー)などのビジネスSNSは、仕事に役立つ情報が得られる、人脈が広がるとして人気が高まっていますが、転職の面ではどうなのでしょうか。35歳以上の転職事情に詳しい黒田真行さんがおすすめする「賢い活用法」とは──。
◆今回のお悩み
大手メーカーの営業部で20年働いていますが、畑違いの部門へ異動の内示がありました。自分としては引き続き営業の仕事をしたいので、転職を考え始めています。
まずは友達から勧められた、求人に強いと言われるビジネスSNSに登録してみたのですが、どう活用したらいいのか、そもそも使った方がいいのかどうかもよくわかりません。活用法のコツなどありましたら教えてください。また、ビジネスSNSだけでなく、転職サイトやエージェントにも登録してみた方がいいのでしょうか。(42歳・メーカー勤務)
大手メーカーの営業部で20年働いていますが、畑違いの部門へ異動の内示がありました。自分としては引き続き営業の仕事をしたいので、転職を考え始めています。
まずは友達から勧められた、求人に強いと言われるビジネスSNSに登録してみたのですが、どう活用したらいいのか、そもそも使った方がいいのかどうかもよくわかりません。活用法のコツなどありましたら教えてください。また、ビジネスSNSだけでなく、転職サイトやエージェントにも登録してみた方がいいのでしょうか。(42歳・メーカー勤務)
リンクトインやウォンテッドリー、どう違う
現在、ビジネスSNSといわれているものにはLinkedIn(リンクトイン)やWantedly(ウォンテッドリー)などがあります。リンクトインはアメリカ発のSNSで、機能的にはツイッターやフェイスブックと似ていますが、ビジネスネットワークの構築や転職・採用など、ビジネス向け機能に特化しているのが特徴。企業向けの採用機能もあり、海外も含めて多くの企業が人材獲得に活用しています。
一方、ウォンテッドリーは求人情報サイトの側面が強く、転職先探しはもちろん、企業の募集に対してエントリーすることもできます。また、仕事でつちかった人脈をこのSNS上で管理することも可能です。
もうひとつ、転職に関する情報収集ツールとしてはツイッターも人気。近年は、ツイッターの投稿をもとに企業と転職希望者をマッチングするようなサービスも出てきており、こうした機能は今後も拡大していくのではと思います。
さて、今回のご相談内容についてですが、現在42歳ということなので、転職活動に際してはできる限り多くの媒体を活用することをおすすめします。一般的に、転職市場では35歳を超えると採用されづらくなるもの。年齢という不利な部分を補うには、可能な限り情報を集めて数多く応募することが重要です。