「実用性と見た目を兼ね備えたデザインはなかなか見つからない」――実は、管理職の女性たちを密かに悩ませているバッグ選び。なぜか部下と間違われる人と、仕事ができるキャリアが持つバッグの差はどこにあるのでしょう? 過去のアンケート結果と合わせて紐解いてみましょう。
キャリア女性を悩ませる「重さ」問題
「必要なものを入れると重くなってしまう」。これが、プレジデント ウーマン読者からもっとも多く聞かれたバッグへの悩み。スマホや財布はもちろん、パソコンや書類、ガジェット類を入れてしまうと、すでにバッグはかなりの重量。これに加え、その日の仕事に必要な資料やドリンクボトル、お弁当持参ともなれば「通勤だけで疲れてしまう」という声にもうなずけます。
皆さんにも覚えがありませんか? あまりにも荷物が重く、会社に着くころには体力を必要以上に消耗していて、なんとなくモチベーションが上がらない経験。さらにヒールを履いて電車移動ということを考えただけで疲弊してしまいますよね。
この先お仕事バッグをひとつ買い足すなら、やはりバッグ自体はできるだけ軽いほうがいい。もともとが軽いから、ある程度ものをたくさん入れても重さを感じにくく、見た目以上に大容量に設計されているバッグがキャリア女性には必要です。
上質な素材感は譲れない!
「通勤バッグはできるだけ軽くしたい」と思ったところで、軽ければ何でもいいわけではありませんよね。コットン素材はカジュアルすぎるし、サブバッグに紙袋を使うのは上品さに欠けます。軽くてタフなナイロンバッグもベストとはいえません。かといって見た目に重厚感のある高級レザーを選んでしまうと、これが得てして重い……。
スーツ姿にもマッチするようなラグジュアリーなバッグが必要なことはわかっていますが、それではどうしても重さがネックになってしまう。上質な素材で、見た目の高級感と軽さを兼ね備えたバッグというのは、見つけるのが実に難しいのです。
現にアンケートでも、「軽さを重視すると、いいバッグがない」「メンズっぽいデザインでも割り切って使っています」という声も多く聞かれました。