バッグは働く女性にとって名刺のようなもの
信頼感、清潔感、そして仕事ができる雰囲気——。キャリア女性にとって見た目が仕事の成果に直結することはみなさんもすでに知るところだが、デザインと実用性のどちらも妥協ができないバッグ選びは、PW読者の長年の悩みでもあった。
その証拠に、昨年末PWサロンメンバー500人に対し実施したアンケートでは、かなりの数の“バッグ迷子”的存在が発覚! 中でもいちばん多く寄せられた悩みは「必要なものを入れるとかなり重くなる」(営業職・39歳)という重量問題。かわいいからといって書類やパソコンなどが入らないバッグは問題外だけれど、かといって「機能を優先させると、まるで男性用の仕事鞄のようなデザインを選ばなくてはいけない」(SE・45歳)という意見も多く、働く女性にとってバッグ問題は意外と深刻なことが判明した。
また「PCを持ち歩く人、たまに持ち歩く人」を合わせると全体の70%を超えることから、バッグ自体が軽量であることが求められるが、一方できちんとしたスーツ姿にはやはりレザー素材であることがベスト。そうなると、選べるバッグはかなり限られてくるということになる。「仕事用と思ってあきらめている」(秘書・33歳)、「容量があるバッグはデザイン的に惹かれるものが少ない」(IT関連・42歳)という声も多かったことから、「なければつくってしまおう!」と今回のコラボ企画が立ち上がった。
さらに本音を聞いてみると、お仕事バッグには“コスパ”も重要。お金に堅実なPW読者なだけに、「5万円以内だったら嬉しい!」といいながらも「でもそんなワガママを叶えてくれるバッグはないとあきらめています(笑)」(営業職・45歳)と、すべての条件をクリアするようなものにはめぐり合えないと割り切っている人がほとんどだ。