多くの人が正しい選択をできない

これは「モンティ・ホール問題」と呼ばれるもので、箱を10個にするとわかりやすくなります。箱が10個あって、1つの正解の箱を選ぶあなたの確率は1/10。残りの箱のどれかが正解である確率は9/10。つまりは、最初に選んだ箱以外の箱を選んだほうが当たる確率は高くなります。

【図表】モンティ・ホール問題
イラスト=湯朝かりん
※星 渉、前野隆司『99.9%は幸せの素人』(KADOKAWA)より

これを3つの箱に置き換えると、あなたがもともと選んだ箱の正解確率は1/3。残りの箱が正解の確率は2/3ですから、CからBの箱に変えると、正解確率はあなたが最初に選んだ箱のままでいるより2倍も高くなるのです。

さて、もう一度、お聞きします。

あなたがこれまで「正しい」と思っていたことは、本当に全て正しい、つまりは、自分にメリットがあることだと言い切れるでしょうか?

知らず知らずのうちに、先ほどの質問のように「確率は1/2だ」という間違ったことを「正しい」と思い込んで、100万円を逃す選択をして生きてきたのかもしれません。

ここまでくると、少し雲行きが怪しくなってきましたね。

そう、私たちが「正しい」と思っていることが、実は私たちを苦しめていたり、私たちに損をさせているわけです。

この真実にほとんどの人が気づいていませんが……。

・あなたを苦しめている思い込み
・あなたの毎日の努力を台無しにしてしまっている思い込み
・あなたに損をさせている思い込み

を手放していきましょう。

先述の11項目の1つひとつは、我々の思い込みであって、続けると不幸になることが科学的な裏付けのもと明らかになっています。本書はそうした思い込みの誤りを手放すきっかけになることでしょう。

【関連記事】
バカほど「それ、意味ありますか」と問う
「円周率とは何か」と聞かれて「3.14です」は大間違いである
「宇宙予算の6%で大成功」歴史的快挙を遂げた"はやぶさ2"のすごいコスパ
「暴力夫、子供4人、毒親」そんな39歳シングルマザーが自分の不幸話を隠さないワケ
ひろゆき「東大生の多くは本人の努力より、親が金持ちだったから合格した」