老後資金2000万円問題が話題となり1年。あなたは何か対策をとったか。コロナ相場にビビっている場合じゃない。正しい知識を武器に豊かな老後を……。
お金の雨の下で傘を立って実業家
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どうすれば、死ぬまでお金を持てるか

2019年、年金だけでは老後に2000万円不足すると指摘した金融審議会の報告書が注目を集めました。なんとかせねば、と思いつつも何をしたらいいのかわからない方も多いでしょう。それにコロナショックの影響で、20年の3月に株価は大暴落しました。

しかし、詳しい理由はあとで説明しますが、そんな今だからこそ、老後に向けて資産運用を始める、もしくは資産を積み増すチャンスともいえます。アフターコロナの資産運用を一緒に考えてみましょう。

まず、資産運用は「品格」ある人生への一歩です。「品格=余裕」が人の生き方や考え方に影響を与えます。余裕がなければ見ることができない、人生の景色もあります。日本人は老後のことを考えたときに、選択してしまうのが「余裕」とは真逆の「節約してお金を貯める」といった行動です。節約は大事ですが、働いた分以上にお金が増えることはないので、「余裕のある人生」を送ることは難しいといえます。