植物園園長は前言撤回「男性を象徴するもの」
「ここまでやるのか……」
韓国の植物園で、「慰安婦像に“土下座”する安倍総理の像」が作られたとの報道を受けて、そう思った人は少なくないだろう。
7月25日、韓国江原道平昌にある民間の植物園で「永遠の贖罪」と題された像について、「土下座」している像が安倍総理を模したもので8月に除幕式が行われる、と韓国メディア「京郷新聞」が報じると、日本メディアもこれを報じた。像自体は以前からあったもののようで、これを理由に「今騒ぐのは、コロナの失政を隠したい安倍政権(や安倍支持者)の策略だ」などとする指摘もネット上にあるが、植物園は2012年の火災で休園しており、今年6月に再オープン、8月に除幕式を予定していたため、この時期に韓国メディアが報じたのがきっかけだ。
国境を越えてニュースが拡散され大騒動になったためか、植物園園長は当初、「安倍総理を模した」としていた前言を撤回。「男性を象徴するもの」「少女の父親かもしれない」などと述べたが、時すでに遅し。情報の拡散スピード、拡散範囲、それに対する反応がどういったものかという現状を全く理解していなかったのではないだろうか。