民間エコノミストの主な見解「ポストコロナはデフレ」

国内のGDP成長率は4~6月期は前期比年率マイナス21.3%の落ち込みが予想され、また2020年度の実質GDP成長率はマイナス5.39%とマイナス成長予測です。コロナ収束後はデフレリスクが存在しています。ポストコロナはインフレかデフレかといった論争がありますが、民間のエコノミストの主な見解はデフレです。コロナショックは、長く続く需要の減少と、需給の悪化をもたらす可能性が高いとされています。これらは、幅広い価格に低下圧力をかけることになります。コロナ問題収束後も、経済の低迷は長期化し、元の経済水準を取り戻すまでに約5年かるとの試算もあります。このような中で、銘柄選定は非常に難しいと言えるでしょう。安定成長する企業とはどのような点に注目したら良いのでしょう。

株式マーケットデータ
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ポイントは、「オリジナリティのある企業・成長産業に属している企業・業績推移が堅調」です。これらの点を抑えることで安定成長株を抽出することができます。

オリジナリティや成長産業に属しているかどうかは、1つ1つ個別の企業を見ていく必要があります。一方、業績推移に関しては、スクリーニングを利用することで、ある程度ふるいにかけることができます。業績推移の良い企業だけをふるいにかけ、銘柄が絞れた後に、1つ1つ銘柄の中身を吟味することをお勧めします。