ホームランよりヒットを打てる人材

VI|AD戦略を推進する久間和生上席常務執行役開発本部長は、その中核のリエゾンマンの役割を次のように話す。

「製作所で問題になっているテーマを研究所に持ち帰り、そこで課題を徹底的にもむ。そしてその製作所の最も強い技術をチェックして、次にどう生かすかを検証する。その橋渡し役になるのが、リエゾンマンです。40人のリエゾンマンが全製作所の全製品に張りついて、次につながる何かを追求しようとするところに、『連携』と『シナジー』による『イノベーション』が生まれると期待しています」

1人のホームランバッターより、ヒットを打てる何人もの人材を集めて地道に取り組むほうが成果が上がる、という考え方が根底にある。「組織の三菱」の真骨頂というべきか、リエゾンマンを媒介にした連携の先に久間はこんなシナジーを展望する。