20代の頃は意外にキャピキャピなのに、今は低音かすれ声の謎

「戦う男の身も心も無防備にさせる女」滝川クリステルさん。その魅力については先ほども述べましたが、あのテンションの低さもそのひとつではないでしょうか。男性の心を落ち着かせる。最近の言葉でいうと、チルに入らせる女というわけです。「チル」は英語の「chill out」(チルアウト)に由来した言葉で「くつろぐ」「まったり」「落ち着く」といった意味です。

ただ、今回の結婚会見関連のニュースで、20代の頃の彼女の映像が流れましたが、思いのほか、嬌声をあげキャピキャピしていて、それはそれで新鮮でした。いつからテンションが低めになったのか、今では時々かすれ声というか、声を全然張るつもりがない話し方であるのもまたミステリアスです。

以前、所属していた共同テレビ時代は、フジテレビと同じグループでありながら大きな給料格差があるのではないかという報道もありました。もしや、それを知って、自ら声を省エネモードに切り替えたのでしょうか。

かつては“低待遇”に甘んじていた滝川クリステルさんですが、今回の結婚で、いろんな人々を一気に逆転し勝利した感じです。

「フジテレビ」に勝利した滝クリの戦略と恋愛哲学

まず、かつて小泉進次郎さんを狙っていたとのうわさがある、元フジテレビのエースアナ・加藤綾子さんに勝利。また、LINEでつながっているキャスター安藤優子さん(フジテレビ系「直撃LIVEグッディ!」司会)にも今回のことを事前報告せず、出し抜いた形です。結果的に、「フジテレビ」に完全勝利しリベンジを果たしたのかもしれません。ああ見えて負けず嫌いなのかもしれません。

今回の結婚・妊娠を知り、悲しみに暮れる男性も多いでしょう。美貌と知性とフランスの血を引いたアンニュイさでモテまくってきたはずですから。少し前には世界的指揮者・小澤征爾さんの息子で俳優の小澤征悦さんと交際していたうわさがありました。

今回、小泉進次郎さんとの結婚では、ツイッターで「滝川から小泉になったら水量が減る」というつぶやきを見かけましたが、「小澤」も「沢」で水場と縁があるのかもしれません。「滝川」から滝のようにほとばしる愛を「小澤」という沢に降り注がせてもそのまま流れていってしまいますが、「小泉」ならそのまま愛が泉にたまっていくイメージ。きっと、ふたりはうまくいきそうです。

ただ滝川クリステルさんの著書『恋する理由』(講談社)には、「フランスの女性たちは、結婚したからといって、けっして恋愛をあきらめません。昔から、フランス映画の題材には、妻子ある夫、夫と子ある妻の恋など、いわゆる『禁断の恋』も数多くあります」と書かれていたのが気になりますが……。完全に夫に依存しないどこかに行ってしまいそうに自由な雰囲気で、ますます小泉進次郎さんの心をつかみそうです。